[台詞集]
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05-04-30 10:05
[第1話初めての逆転(法廷編1)]
『はじめての逆転』
「……はあはあ…
くそっ!なんで俺がこんな目に……
つかまりたくねぇ…こんなことで……
誰かが…誰かがやった事にするんだ!!
そうだ!あいつだ!あいつがやった事にすれば…」
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8月3日午前9時47分
地方裁判所被告人第2控え室
ナルホド(うう…キンチョーするなぁ…)
チヒロ「…なるほどくん!!」
ナルホド「あ…しょ、所長。」
チヒロ「ふう、なんとか間に合ったわね。
どうかしら?初めての法廷は。」
ナルホド「こ、こんなにドキドキするの小学校の学級裁判のとき以来です。」
チヒロ「…それはそれは随分ごぶさたしてるのね。」
ナルホド「…え、ええ、まあ。
あの…、所長。今日はすみません、お忙しいのに…。」
チヒロ「ううん、かまわないわ。可愛い部下の初舞台だもの。
…それにしても。初めての法廷で殺人事件を扱うなんてすごい度胸ね。感心するわ。あなたにもあなたの依頼人にも。」
ナルホド「は、はい…。…借りがあるんですよ。ヤツには。」
チヒロ「え…。あの依頼人の方に?」
ナルホド「ええ…。実は僕がこうして弁護士になったのも、ある意味ヤツのおかげみたいなところがあるんです。」
チヒロ「…それ、初耳ね。」
ナルホド「…僕、あいつの力になってやりたいんです!!助けてやらたい…。」
???(オシマイだぁ!!もう、なにもかもオシマイなんだぁ!!)
チヒロ「……。あそこで叫んでるのあなたの依頼人じゃない?」
ナルホド「そ、そうですね。」
???(死ぬ!!死ぬぞぉ!!俺はもう死んでやるんだぁぁ!!)
チヒロ「…死にたがってるわよ。」
ナルホド「はあ。」
ヤハリ「成歩堂ぉ!!」
ナルホド「よ、よう、矢張。」
矢張「有罪だぁ!!俺を有罪にしてくれよぉ!!死刑でもなんでも、カッくらってサッパリ死なせてくれぇ!!」
ナルホド「ど、どうしたんだよ…矢張!!」
ヤハリ「ダメだよ、やっぱり俺ダメなんだ!!あの女が死んだ人生なんて……死んだ方がマシだぁ!!
…誰が…一体誰が、彼女を…
教えてくれよぉぉぉ!!成歩堂ぉぉぉ…!!」
ナルホド("彼女"を殺害した犯人、か…
新聞に書いてあるのはお前の名前なんだよな…)
ナルホド(僕の名前は成歩堂龍一(なるほどうりゅういち。
三ヶ月前に弁護士になったばかりだ。
今日は初めての法廷だ。
さて、今回の事件は、いたってシンプル。
マンションの一室で若い女性が殺害された。
逮捕されたのは不運にも彼女と付き合っていた男。
矢張 政志。
…小学校の頃からの大親友だ。"事件の影にやっぱり矢張"と言われ続けて23年。
何故かいつでもきついトラブルに巻き込まれている。
…ただ一つ言える事は悪いのはこいつじゃない。
…ただひたすら、運が悪いだけ。
…いいやつだって事は誰よりもこの僕が知っている。
そして何より、僕はこいつに大きな借りがある。
…助けやるんだ…ゼッタイに!!)
8月3日午前10時
地方裁判所 第2法廷
観衆(ざわ…ざわ…)
カンッ!!裁判官の木槌の音が成響いた。
サイバンカン「これより、矢張 政志の法廷を開廷します。」
アウチ「検察側、準備完了しております。」
ナルホド「べ、弁護側も準備完了しています。」
サイバンカン「………。成歩堂くん。きみは確か今日が初めての法廷だったかな?」
ナルホド「は、はい…。キンチョーしています…。」
サイバンカン「依頼人が有罪になるか無罪になるかは、弁護士にかかっています。弁護士である君が、そんなにキンチョーしていては困りますね。」
ナルホド「…すみません。」
サイバンカン「……。…そうですね。裁判を進める前に本当に"準備完了"しているかどうか、確かめさせてもらいましょうか。」
ナルホド「え、ええ…。」
ナルホド(うわあ、頭の中がまっしろになってきたぞ…。)
サイバンカン「簡単な質問をするから、答えてください。まず、この事件の被告人の名前を。…言ってみなさい。」
ナルホド「ヒコクニン…それは、まあ、矢張君の事ですよね。」
サイバンカン「そのとおり。そんな感じで落ち着いて答えればよろしい。
じゃあ、次の質問です。今日の裁判は殺人事件ですが、被害者の名前を教えてください。」
ナルホド(…ふう。それならわかるぞ。
あれだけ調書を読んだからな。
って、あれ?
ど、…ど忘れしちまったぞ!名前、なんだっけ…)
チヒロ「な、なるほどくん!あ、あ、あ、あなたって人は……被害者の名前も知らないの?」
ナルホド「そ、そんなワケないじゃないですか。ちょっと忘れちゃっただけです。」
チヒロ「…な、なんか頭が痛くなってきたわ…。」
チヒロ「事件の事は<<法廷記録>>を見ればわかります!!右ソフトキーで好きな時に見る事が出来るから、いつもチェックしておいてね。…お願いだから。」
サイバンカン「答えてもらいましょう。この事件の被害者の名前は?」
ナルホド「えーと。被害者の名前は、高日 美佳さんです。」
サイバンカン「…よろしい。…では彼女はどうやって殺害されたか?被害者の死因は…?」
ナルホド「鈍器で一発ガツンと殴られて…。」
サイバンカン「そのとおり。じゃあ、質問はこれくらいにして、そろそろ審理を始めましょう。君も大分落ち着いてきたようですからね。」
ナルホド「…はい。」(そうでもないけど。)
サイバンカン「さて…。ちょっといいですか?亜内検事。」
アウチ「なんでしょうか?裁判長。」
サイバンカン「今、成歩堂君が言ったとおり、被害者は鈍器で殴られています。
その"鈍器"ですが、具体的にはどういう…?」
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